本年2016年は1945年の「原爆投下、敗戦」から71年目となります。おおくの人々は戦後の生まれです。原爆、戦争の悲惨さの記憶は薄くなっていますが、本当にそれでよいのでしょうか。世界では中東、アフリカでの戦火は絶えていません。またアジアでも、領土領海をめぐって、国家間の緊張は高まっています。わが国では、自民公明連立政府が戦争可能な法案を成立させ、世界に誇れる「平和憲法」の9条をもつ「平和国家」を再び戦争の出来る国にしてしまいました。さらに、福島原発の事故の処理すら進んでいないにもかかわらず、別の原発を動かしてしまいました。
核と戦争の脅威はまさに進行中なのです。今こそ、私たち「反核反戦の意志ある作家」は、自己の出来うるかぎりの表現で、その意思を表明しなければならないと考えます。
本年も、「反核 反戦 反差別」を合言葉に、参加者の皆様とともに展覧会を作り上げ、
自由、平等、平和を宣言したいとかんがえます。
作家諸氏の参加をお待ちいたしております。
今日の反核反戦展2016 実行委員長 増田敏郎